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ノミは世界のあらゆる場所で確認できる生物です。そしてすべての動物にとって最も一般的な外部寄生虫です。ノミは体長約2mm、砂粒ほどの大きさで吸血性の羽のない昆虫です。運動機能にすぐれ、跳躍距離は体長の約60倍、そして約100倍もの高さに飛び上がることができます。飽血時には体重の約20倍もの吸血をします。種類は多いのですが飼犬や飼い猫に最もよく見られる種はネコノミ(Ctenocephalidesfelis)です。ネコノミ以外にはイヌノミ、ヒトノミなどが一般的です。これらのノミは人も吸血します。
猫の飼主さんはノミが発生したら要注意です。猫に寄生するノミは【猫ひっかき病】の原因になります。
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ノミに理想的な環境下では2週間程度でそのライフサイクルを完了しますが栄養が足りなかったり、環境が悪いと2年近くもかかります。卵やさなぎの状態で長く、最適な環境になるのを待っています。
1匹の ノミは一日に 約20個、一生の間に約400個の卵を生みます。
ほかに寄生する動物はイタチ・ヒツジ・ウシ・馬・ネズミなどです。もちろん人間にも寄生します。排泄物(糞)は黒く固い砂粒くらいの大きさです。湿らせた紙の上などに置くと動物から吸血した血液で赤くなります。 |
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成虫だけが寄生性で,幼虫やさなぎは周囲環境で発育します。 犬や猫に寄生して害を与えるのは,刺咬による痒みや不快などの直接的な害のほか,刺咬が原因となっておこるアレルギー性皮膚炎があります。 ノミによるアレルギー性皮膚炎は一年中見られ、腰背部や尾根部などに好発し激しいかゆみを伴います。現在では犬も猫もはネコノミの寄生がよく見られますが、人にも寄生し吸血します。 被害としては、刺激やかゆみによる不快感、ノミアレルギーによる皮膚炎、貧血などです。 さらに瓜実条虫(さなだ虫)を媒介します。 人では、四肢とくに下腿(足の下のほう)に発赤や発疹などを生じ、激しいかゆみを伴うことがあります。
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ネコノミの成虫は宿主に寄生すると移動はしません。大部分の成虫は宿主(特に猫の場合)に食べられてしまいます。宿主から落ちたり離れると約4日以内で死んでしまいます。運良く生き残っても成虫になって10〜20日が寿命なのです。
メスの成虫は産卵が命です。宿主に寄生して吸血後、産卵開始です。寄生してから48時間以内に行われます。1日4〜20個を産卵します。 |
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卵の発育には湿度50%以上が必要です。約3〜4日で幼虫が出てきます。卵は約0.5mmの長さで楕円形をしています。産卵されると宿主の毛づくろいで食べられてしまいますが運良く残った卵は宿主の住処に落下します。卵の発育は温度と湿度に影響され、充分に発育した幼虫は卵の殻を破って孵化します。 産卵後3〜4日で幼虫になります
幼虫は充分に成長すると繭をつくり、さなぎになります。繭の中で新しい宿主が現れるのを待ちます。最長6ヶ月間そのままの状態を続けることがあります。卵とさなぎの期間は乾燥や殺虫剤などに影響を受けず生きていけます。 |
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ノミの幼虫に最適な環境は50%以上の湿度と温度です。湿度が低い(乾燥している)と生育が遅くなります。
幼虫は動物に対する寄生性はなく、フケやアカ・床に落ちている食べ物等を食べて育ちます。特に成虫の糞は発育にとって欠く事のできないものです。ノミの幼虫は小さなうじ虫(約0.5cm)のように白っぽい体ですが、成虫の糞を食べるようになると黒っぽくなります。幼虫は、習性としてカーペットや家具の下の薄暗い場所にいてほとんど移動しません。幼虫は約2mmほどですが成熟すると約4mmの長さになります。食事は主に成虫の糞です。幼虫の発育には比較的高い湿度が必要でさなぎになるまでに2回脱皮します。幼虫期間は7〜18日間です。
幼虫は、絹状の繭を紡ぎ、その中で蛹へと変態します。繭には粘着性があり、カーペッ トの線維の中で環境中のゴミなどがくっつきカモフラージュされています。蛹になって約 10 日で羽化の準備が整います。成虫発育を完了した蛹は、繭から出るきっかけとなる刺激を受 けるまで、数日から数週間、時には数カ月繭の中に留まっています。
動物の発する熱や振動を感知してさなぎから成虫に羽化します。 |
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| 羽化した成虫は、直ちに宿主を捜し始めます。宿主の発する、体温、振動や二酸化 炭素に誘引されて宿主を見つけます。もし宿主が見つからなくても、吸血なしに1週間から 3週間は生存出来ます。宿主に寄生した後は体の表面を動き回り血管を捜し、数秒後には吸血を開始し、8〜 24時間の間に交尾をします。 雌ノミは1日に自身の体重の2倍の重さの卵を生みます。数にして 20個程です。それだけ の卵を生むために1日に体重の 15倍もの量の血液を吸血します。 |
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