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アレルギーとは免疫系が正常でない状態になることです。体に病原体や異物が侵入したり、体内に異常な細胞があったときそれを破壊したり防御する反応を免疫系が果たしています。。この免疫機能に異常が生じた場合、必要以上に攻撃してしまったり、正常な細胞も破壊するということになります。その結果皮膚などに症状が現れる病気をアレルギーと言います。また、アレルギーを引き起こす原因の物質を抗原と呼びます。 近年、花粉症や気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎といったアレルギー疾患が人でも急激に増えていますが、その原因として、科学物質による大気汚染や食事の変化等が指摘されています。動物でも人と同じようにアレルギー疾患は非常に増えています。

 
病気 感染症などは免疫力を低下させます。また、ガンや骨髄の病気などでも低下・抑制されます。
犬では確認できていませんが人間のHIVや猫のFeLVは免疫反応を抑制するウイルス性の病気です。
免疫系自体が病気ということもあります。自己免疫疾患というのは免疫系が侵入してくる物質にではなく、体内の細胞に対して攻撃することです。例えば赤血球や皮膚細胞などを攻撃し組織を破壊してしまいます。
栄養 動物にはその種に必用な栄養素があります。もつろん人間と犬は違いますし、猫と犬も違います。免疫力を保つためには必用な栄養素を適量、毎日取ることが大切です。特に抗酸化作用を持つのはミネラルやビタミンです。ただし、取りすぎには注意を。取りすぎると毒性を持つものもありますから。
予防接種など  
 
   

アレルギーの原因は、その原因となる物質(抗原)が体内に侵入すると2回めの侵入をさせないために免疫細胞の命令で抗体ができます。(上記参照)
抗体は侵入した物質(抗原)を認識し、再度侵入したときは攻撃し排除します。
特にlgE(免疫グロブリンE)という抗体はヒスタミンなどの化学物質を持つ肥満細胞と結合します。物質(抗原)が侵入し肥満細胞と結合しているIgE抗体に結合することで肥満細胞はヒスタミンやプロスタグランジンなどの刺激的化学物質を放出します。そのため強いアレルギー反応を起こすことになります。
アレルギーが皮膚などに現れることが多いのは、肥満細胞が集中しているからです。

 
皮膚
吸引性皮膚炎 接触性皮膚炎
   
呼吸器系
アレルギー性鼻炎 アレルギー性気管支炎
アレルギー性肺炎  
消化器系
アレルギー性胃炎 アレルギー性腸炎
アレルギー性大腸炎 好酸球性腸炎
自己免疫疾患
免疫介在性溶血性貧血 免疫介在性好中球減少症
免疫介在性血小板減少症 免疫介在性関節炎
免疫介在性髄膜炎  
アナフィラキシー
lgEにより引起こされるとても強いアレルギー反応です。肥満細胞から放出される化学物質だけでなくほかの白血球からも物質が放出され呼吸困難を起こすほどの激しい反応です。消化管などの筋肉が強く収縮するため嘔吐し排泄がコントロールできなくなったりします。
また、虚脱状態から昏睡になることもあります。げっ歯類に咬まれたりしても起こすことがあります。
 
即時型1型アレルギー

体内に物質(抗原)が侵入して短時間で症状が現われます。一時的に重い症状ですが比較的早く回復します。

主な症状は痒みや浮腫み、呼吸困難、などですが神経系や循環器系の場合は昏睡や脈拍などにも影響が出ます。

 

 
   
主なアレルゲン(抗原)と対策
食物 ほとんどの食物がアレルギーの原因です。食べたものが消化管粘膜でアレルギー反応を起こします。このときもlgE抗体と結合した肥満細胞が化学物質を放出し消化管に影響を与えます。その結果消化管の壁が収縮し嘔吐や下痢を起こします。また、血管に入り体内に循環すると顔などにジンマシンが現れます。動物用のほとんどのフードに肉類や米、大豆、トウモロコシ、麦類、野菜、魚などの何れかが含まれています。この食物にアレルギー反応を起こす子がいるのです。
ハウスダスト

ハウスダストにはホコリやゴミなどの他、イエダニと呼ばれるダニの死骸やフンも存在しています。そして、このダニは最もアレルギーの原因となっています。

ハウスダストを極力減らすことです。特にダニは繁殖させないよう、ダニが好む高温多湿を避け、湿度を低く(40〜60%以下)するようにします。室内の掃除はまずかぐなどのホコリを床に落とし、丁寧に掃除機を掛けます。フィルターの掃除はこまめに行いましょう。掃除機は床だけでなくカーテンやフトン、ソファなども掛けます。布団に掛ける場合、専用のノズルが販売されていますので利用されるといいでしょう。

ノミなど ノミのだ液がアレルゲンとなっています。また、排泄物、ノミの死骸を吸入することでアレルゲンとなります。
他の害虫(ゴキブリや蚊など)の死骸や排泄物がハウスダストとして吸入されます。
花粉

花粉の場合、アレルギーになるのは草木が大量に花粉を放出する時期に重なります。花の花粉は重いので地面に比較的早く落ちますが草(ライムギ・クサヨシなど)や雑草(ブタクサ・ヨモギ・アザミなど)、樹木(杉・ヒノキなど)の花粉は軽く、風で遠くまで運ばれます。TVの花粉予想でスギ花粉が飛散しているのをご覧になったことがあると思います。
ほとんどの犬は花粉症というものはありません。しかしアレルギーは別です。犬の場合は皮膚の痒みとして出ることが多いのです。

花粉の飛散が多い時期は外出はできるだけ避けましょう。

カビ・真菌