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アイン動物病院|動物を飼われる方へ

動物を飼う前に

ケージおよび飼育環境

(出典・引用)
『愛玩鳥の医学』(学窓社)
EDITED BY Elisha W.Burr
監修 平井 克哉

家庭で動物を飼うことは、動物たちの生活全体をヒトが徹底的に支配することを意味する。いつどこへ行き来するのも自由であった動物たちも、ケージの中で飼われることによって、動物たちは、彼らが“危険な生き物”としていたヒトと常に一緒に生活しなければならない。また、その生活は完全にヒトの善意によって支配されますが、飼い主が無知である場合には悲劇である。飼育されることによって動物たちは、多くの敵や飢えや自然の圧力から守られることになる。私たちはケージの動物を家の中の目立つところに置き、寄生虫や疾病の手当てをしたり、動物たちを退屈させないように多くの玩具や楽しみを与える。また、動物たちを住みにくい、狭いケージに入れ、栄養的に不完全な食餌しか与えていないのに、動物が飼い主を自分たちの仲間だと思ってくれることを期待し(ヒトが彼らを一人ぼっちにしてしまったのに)、また動物たちの心を片時も自由にしてやらないのである。もし動物をケージの中で飼うと主張するなら、彼らの物理的なそして心理的な要求が可能な限り満たされていなければならない。セキセイインコやカナリヤのように何世代にもわたって、ケージの中で飼われてきて、拘束されることにならされてきた種にとっても、当然ケージに入れられる時はよりよい状態にしてやらなければならない。非常に多くの多くの動物が明らかに私たちの飼育のもとで暮らしているという事実は、飼育法が最適であることを必ずしも示しておらず、むしろ動物の快適さや抵抗力や順応性のたまものであるかもしれない。