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爬虫類の飼い方

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カメという生き物について

カメの特徴を一言でいうと甲羅をもつ爬虫類となります。しかしその甲羅ひとつでもそれぞれの品種や生活地域で大きく異なります。そして爬虫類の特徴は体の表面を覆う角質の鱗です。カメも例外でなく(中には例外もあり、スッポンモドキには鱗がありません。)鱗によって体内の水分が蒸発するのを防ぎ陸上生活ができるようになったのです。カメは品種や生活環境で大きく異なります。現在わかっているカメのことをすべて説明することはここでは不可能なので家庭で飼育されている一般的なカメについて簡単に説明します。

カメは爬虫類

硬い甲羅を持つカメが地球上に最初に現れたのは2億年以上前のことです。そして現在、カメはその姿をほとんど変えることなく生きています。

カメは恐竜と同じ爬虫類に属し、発達した4本の肢と甲羅を持つ、卵生の動物です。硬い甲羅が独特の防御システムとなり現在まで生き残れたのでしょう。中には人間による乱獲などで絶滅した種もありますし、絶滅が危ぶまれている種もあります。カメは約280種ほどあり、南極を除くすべての大陸と島、そして海にも生息しています。しかし生態系が多様で、どんな生き物かというと、一言では言えません。すべてのカメに共通しているのは体の大部分を占める甲羅をもつ初期の爬虫類に最も近い爬虫類ということです。

カメの特徴 ①甲羅

カメの最大の特徴は甲羅です。背中(背甲)とお腹(腹甲)についています。甲羅の正面は皮膚が角質化したもので子ガメの時は皮膚のように柔らかく成長するに連れて硬くなってきます。甲羅は種類やそれぞれの生活地によって少し違ってきます。50以上の骨で作られた甲羅は、表面が強靭な皮革のようなものから、硬いケラチン質の板が集まったもの、スッポンのように柔らかいものなど様々です。

型は水中で生活するカメは泳ぐのに適した流線型で、陸で生活するカメは敵から身を守るための防御的な硬いドーム型が多いようです。

その他にも、キールと呼ばれる隆起配列した甲板や扁平な甲板をもつカメや後ろ側の折れ曲がったものなどがあります。

お腹の甲羅はだいたいが平坦で、頭や四肢、尾を収納できる大きさです。中には収納できそうもない、ちいさいものもあります。

ハコガメの仲間には蝶番のある腹側の甲羅を背中の甲羅側に曲げることで収納した身体を完全に覆い隠せるようになっています。

甲羅の役割の1つ目は防御です。甲羅は外敵から身を守るためにも役立っています。単純に頭と手足を収納するだけのものから甲羅の中に完全に体を収納しアリ1匹通れない密閉状態にするものまでいろいろです。カメが2億年以上も生き延びてこれたのも甲羅に守られてきたからです。

2つ目は自然界に隠れるということ。甲羅にはそれぞれ模様があります。甲羅が枯葉のような“マタマタ”というカメは擬態で敵から身を守りながら、知らずに近づいた獲物を食べてしまいます。その他にもカムフラージュの役目がある甲羅をもったカメがたくさんいます。人間がきれいで目立つと思う甲羅も自然界では目立ちにくいのかもしれません。

カメの特徴 ②四肢

多くの水棲ガメとハコガメでは手足の関節が動きはっきりした指があります。そして泳ぐのに適した水かきと鋭い爪もあります。それに比べてほとんどの陸棲ガメには、はっきりした指というものがなく手足の関節も動かすことはできません。しかし重い体重を支えて歩く、丈夫で太い四肢を持っています。

一般的な水棲ガメの四肢は指と指の間に水かきがあり泳ぐのに適しています。陸にも上がるので手足の関節も動き歩くのも上手です。

完全に陸で生活するリクガメになると水かきはなくなります。皮膚も厚くなり鱗も厚く覆っています。これは岩場や乾燥した砂地・砂利の上を歩くのに便利にできています。

スッポンやウミガメのように水中で過ごすカメには指はなくなり、そのかわりに四肢はひれに変わりました。まるで船のオールのような形です。

水中で生活するカメも産卵時は陸に上がってきます。産卵が終わると水中にもどります。

カメの特徴 ③くちばし(口)

カメは鳥と同じように歯がなくちばしがあります。絶滅した種の中には歯のあるカメもいたようですが、現在のカメにはありません。カミツキガメ科やオオアタマガメ科のように肉食のカメは魚やカニ等甲殻類を噛み切るためにあごの力も強く飼い主が不用意に口の前に手をもっていくと噛み切られることもあります。一度食いついたら離れないといわれるスッポンも鋭いくちばしを持っています。カメのくちばしは食生活に大きく関わっていて陸棲の植物を食べるカメは繊維質を噛み切り、すりつぶすために便利なように臼のように厚くなっています。

一般的なカメは、ワニガメやカミツキガメのように獰猛ではありませんが不用意に指などをもっていかないようにしましょう。

カメの歯のない両あごは角質化したくちばしで覆われています。舌は短く厚くなっていて草食のカメでは繊維質をそしゃくするのに役立っています。カメといってもカミツキガメはなかなか機敏に行動できます。おまけに肉食で獰猛な性格をしているので一般家庭での飼育はお勧めできません。成長すると大きくなり(約40cm)、力も強くなります。飼育できなくなり捨てる飼い主様もいますが大変危険ですし、生態系を壊すことになるので絶対に止めましょう。

カメの特徴 ④その他

カメの特徴に伸ばしたり縮めたり自由に動く頭と頸があります。長く伸ばせる頸は水中から呼吸をするのに便利ですし、動かずに獲物を捕獲することもできます。日本ではあまりなじみがありませんが、ヘビクビガメ科などは名前どおりヘビのように長い頸を瞬時に伸ばして捕獲します。この頭と頸もカメの生活環境で異なっています。それぞれが生きていくために最適な進化を遂げたものです。ほとんどのカメは頭と頸が甲羅に収納できますが中には収納しなくても身を守れるワニガメやウミガメなどのように泳ぐために甲羅が小さいものもあります。

眼は大きくてカメの種によって鱗状の眼瞼に覆われていたりします。瞬膜と涙腺があるのは哺乳類と似ていますが網膜に血管がなかったり小骨で眼の大きさや形を維持していることなどで異なります。ほとんどのカメは視力がよく色を見分けることもできます。耳は目の後ろ(やや腹側)に付いていて鱗に覆われた鼓膜があります。

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