| オウム病 |
オウム病はもともと鳥類の感染症で、オウム、インコなどの小鳥、家禽、野鳥などヒトの近くに住む鳥にも感染環があります。
原因はオウム病クラミジアで、鳥に感染しても無症状のキャリアになることが多く、病原体を間欠的に排泄します。セキセイインコでの潜伏期間は7年に及ぶこともあるといわれています。 ヒトへは経口感染、接触感染などで伝播し、肺炎を起こします。
購入時から無症状で感染している鳥もいるため、オーナーへの啓蒙が大切です。 |
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| 皮膚糸状菌症 |
| 皮膚糸状菌症の原因には、トリコフィートン属とマイクロスポーラム属の2種類があります。皮膚には直接及び間接的に接触することによって感染します。感染すると紅 斑ができ、それが次第に大きく広がっていきます。さらに、中心部から治っていくの で、赤い輪(リングワーム)ができます。 他に、マラセチアという真菌が皮膚に常在していますが、アレルギーなどが引き金となって自己感染をおこすことがあります。パッドの間や陰部など、皮膚が重なってい るところに多発する傾向があります。 |
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| エキノコックス症 |
エキノコックス症 は 人獣共通感染症(ズーノーシス) のひとつです。キタキツネや犬などに寄生し、人に感染すると重い肝機能障害を起こします。潜伏期間は5〜15年で、その間、自覚症状はありません。その後、嚢胞が大きくなるにつれ、肝機能障害が進み、痛みや違和感などの症状が現れはじめます。末期になると、十度の肝機能不全となり、黄疸や腹水などが現れると共に、嚢胞の一部が壊れると、血流にのって様々な臓器に転移します。発症すると病巣を完全に切除する以外に有効な治療法はありません。また、放置すると90%以上が死亡します。予防法は、犬の駆虫を徹底すること、便の検査を定期的にすることがあげられます。また、ペットとの過剰な接触はさけ、一緒に遊んだあとには、手洗い・うがいをしましょう。 |
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| 人のフィラリア症 |
| フィラリア の人への感染は、日本でこれまで約100例の報告があります。感染経路は、蚊が、感染している犬や猫を゛吸血することで、ミクロフィラリアも一緒に吸血してしまい、 ミクロフィラリア が蚊の体内で感染力を持つまで発育し、蚊の刺し傷から新しい宿主に侵入します。症状としては、無症状のことが多いですが、咳や胸の痛み、呼吸困難などがみられることもあります。フィラリアは、肺でコイン状の肉芽腫を作るため、呼吸器系のトラブルが起こるのです。予防としては、最好適宿主である、犬の予防を徹底することです。また、一般的には、課に刺されないようにすることがあげられます。 |
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| クリプトコッカス症 |
| クリプトコッカスは酵母様真菌で、感染すると発熱、リンパ節の腫脹、肉芽腫の形成など全身性の症状を引き起こします。とくに、猫では鼻部に感染することが多く、くしゃみや鼻水だけでなく潰瘍や肉芽腫が形成されるため、顔がかなり変形します。診断は、細胞病理検査で確定します。治療は抗真菌剤の投与です。 |
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| 瓜実条虫と瓜実条虫症 |
瓜実条虫は、多数の片節からなっていて片節の形がキュウリの種のようなところからこの名前が付いています。便の表面にゴマ粒大の伸縮しているものを見かけたらそれが排出された、瓜実条虫の片節でこの中には多数の虫卵が詰まっています。
寄生していても無症状の事が多く、多数寄生されると出血性腸炎を起こします。 ノミが中間宿主となり、人はそのノミを手で潰すことによって幼虫が口から入り感染 します。 |
瓜実条虫の幼虫を持っている中間宿主のノミを食べることで感染します。
犬が体に付いたノミを食べてしまうと感染し、室内には犬や猫に寄生する数十倍のの幼虫あるいは、サナギが存在して、それらが新たな感染源となっています。条虫の場合は、体が大きいわりには、おおかた症状は軽いが多数寄生すると腸管から出血したり炎症が起きることがあります。
治療としては、駆虫薬を内服し、予防はとにかくノミを生活環境から駆除することが優先です。 |
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| 釣虫症 |
成虫が鋭い歯で腸絨毛に噛み付いて、そこから吸血して栄養源とします。 傷口からの出血と吸血での為、犬は慢性の貧血状態となります。
症状は腹痛、下痢、食欲不振などがみられます。感染経路は、経口感染、 経皮感染、経乳感染、胎盤感染の4つのルートがあります。人への感染は まれに皮膚から進入して皮膚炎やミミズ腫れを起こすことがあります。
幼虫は外界でも生きていけるが、高温や低温や乾燥に弱いので、犬の周辺をいつも清潔に保つことが大切です。 |
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| 犬鞭虫 |
成虫は盲腸の腸壁に潜り込むように生活しています。
血液や体液を吸収する為におこる貧血症状や下痢、血便等が見られるようになります。体の前部2/3は細く、後ろの方が太くなっているので鞭のような形をしています。卵は外界での抵抗力が強く、かなり長い期間生存可能で人には何らか のタイミングで口に入る事で感染します。 |
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| ウイルス |
ウイルスとは、遺伝情報としてRNAもしくはDNAをもつ微生物で、細胞壁はありません。自己増殖ができないので、人工培地での増殖は不可能です。ウイルスは、宿主細胞の中に入り込んで、その細胞のリボゾームを利用して蛋白を合成します。細菌とは違い、抗生物質には抵抗性ですが、インターフェロンで増殖が抑制されます。 |
ウイルスの核酸について
ウイルスの核酸には大きく分けてDNAとRNAがあります。核酸は遺伝情報であり、ウイルスの増殖に大変重要な役割を果たしています。DNAおよびRNAには、1本鎖のものと2本鎖のものがあります。2本鎖DNAには線状のものと環状のものがあります。それぞれ増殖の過程は少しずつ違いますが、働きは同じです。 |
ウイルスの増殖
ウイルスは宿主細胞の中でのみ増殖することが可能です。増殖は吸着、増殖、放出という過程をとります。細胞膜の外側にあるレセプターと呼ばれる糖タンパクにウイルス粒子が吸着すると、細胞内に取り込まれ、増殖が始まります。増殖が終わると細胞外に放出され、細胞は壊れてしまいます。 |
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| ヘルペスウイルス |
ヘルペスウイルスは2本鎖DNAウイルスで、熱や酸、エーテルなどに弱いです。 ヘルペスウイルスは、宿主と共存するという特徴を持っています。不顕性感染をし、普段は神経節に潜んでいます。ストレスや、抵抗力の低下などで症状を表します。もう一つの特徴として、宿主以外の動物に感染すると致死的な症状を表すということがあります。例えば、Bウイルスというサルのヘルペスは、人に感染するとほぼ100%死亡します。バイオハザードの危険区分はレベル4で、これはエボラウイルスと並んで最も危険なウイルスの一つとされています。 |
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| ウイルスの不活化について |
ウイルスの不活化とは、科学的、あるいは物理的な作用によって、ウイルスの感染能を失わせることを言います。たとえば、エーテルやホルムアルデヒドなどは、エンベロープというウイルスの外側の膜を壊します。酸やアルカリなどは、タンパク質を変性させます。X線、γ線、紫外線は、ウイルス内部の核酸(遺伝情報)を傷害します。 |
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| 大腸菌 |
大腸菌(E.coli)はグラム陰性桿菌で、腸内細菌です。病原性によって5つの型に分類できます。
1、毒素原性大腸菌・・・エンテロトキシン(外毒素)を産生します。
毒素には易熱性と耐熱性があります。
2、病原性大腸菌
3、侵襲性大腸菌・・・腸の粘膜上皮に入り込んで、細胞を破壊します。
感染すると赤痢のような下痢を起こします。
4、接着性大腸菌・・・腸の粘膜上皮にくっつきます。
5、出血性大腸菌・・・O157がこれにあたります。
腸内細菌ではありますが、食中毒の原因としてとても重要な細菌です。 |
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| アクチノバチルス |
アクチノバチルスは、グラム陰性偏性嫌気性桿菌です。軟部組織に感染し、パスツレラのように膿瘍を形成します。とくに頭部の感染が多く、舌筋に感染すると、腫れて硬くなり、「木舌」と呼ばれる状態になります。木舌になった動物(主に草食獣)は、嚥下が出来なくなり、よだれをたらし、ついには餓死します。人では、口腔内に存在します。マッコンキー寒天培地にしか生えないので、通常の培養検査では検出できません。 |
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| パスツレラ症について |
犬の約75%、猫のほぼ100%が口腔内常在菌として病原体を保有しています。
他のズーノーシスとは比較にならないほど、高い病原体保有率ですが、この感染症はほとんど知られていませんでした。感染した犬や猫に咬まれたり、ひっかかれ足りすることや、口移しで食べ物を与える等、過剰なスキンシップで感染します。糖尿病・肝障害・免疫不全などの基礎疾患のある人は、猫を興奮させるような遊びは控えましょう。猫の爪はこまめに切って、感染の可能性が考えられる場
合は犬や猫との接触を医師に伝えましょう。 |
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