| 緊急時 |
まず、意識の有無を確認して下さい。意識がある場合には、動かないように抱くか、そっとタオルや毛布の上に寝かせてください。意識がなかったり、倒れている場合には、呼吸数と脈拍数を測ります。 正常なら呼吸数は1分間に15〜20回、脈拍数は犬で約100回・猫で150回以 上です。 脈は股動脈で測ります。1分間の脈拍数を数えます。(15秒間の拍数を数え、4倍してもかまいません) 非常に早い場合、猫は180回をこえることもあります。 次に舌と口腔粘膜の色を見ます。指で舌や粘膜を押さえて、元の色に戻る時間をみま す。
2秒以内に戻らないと危険です。 |
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| 出産 |
お産が始まった時はまず、あわてないことです。 布きれの沢山入った大きめの箱に入れて、周りを暗くして静かに見守って下さい。
陣痛が始まって仔犬が、頭あるいは足からでてきます。 もし引っかかって出てこない時は、陣痛にあわせてそっと引っ張って下さ い。 陣痛が始まって30分以上たってもお産が始まらない場合や、破水して緑色の液体がでる、出血がみられるなどしたらすぐに病院に連絡して下さい。
仔犬がぐったりして呼吸がみられない場合は、鳴き出すまでタオルで全身を強くマッサージして下さい。 |
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| 薬の飲ませ方 |
薬はすべて獣医師の指示に従って飲ませるようにして下さい。 人間用の薬を症状が似ているからといって勝手に量を決めて飲ませることは大変危険です。
薬の飲ませ方は、・食事に混ぜる・少量の水に溶いて指で舌の上になすりつける・カプセルにつめて、錠剤の薬と同じ方法で飲ませる・液体に溶 いてシロップ状の薬と同じように飲ませるなどです。
錠剤は、舌の奥に指で押し込みます。この時、水をあげても良いでしょう 。シロップは、犬歯と小臼歯の間からポンプをさし込み、ゆっくりと注入して下さい。 |
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| 保定 |
事故にあった時や、苦痛・おびえのために興奮して気があらくなっているため、ひっかいたり・咬んだりすることがあります。できるだけ、おだやかな声で、安心させるように話かけ、近づかなければいけません。
猫の場合は、暴れるようなら首筋をつかみ、お尻を支え、カゴかキャリーバックに入れます。あるいは、洗濯ネットやタオルに包みこんでください。
犬の場合は、腰ひも・ネクタイなどを利用し、口輪をかけます。ただし、意識がなかったり、息ずかいが荒く、呼吸困難に陥っていたり、口の中に傷 があるような場合は口輪をしないでください。また、暑い時には、口輪をしている時間をできるだけ短くします。 |
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| 全身の触診について |
| 大きな手術の後や、大きな傷、骨折などがあれば当然痛みはありますが、これらを除いて動物に触ったり、抱き上げたりした時に噛み付こうとしたり鳴いたりする場合には痛みがあります。しかし本当に痛い場合と、臆病な場合とがあるのでその区別が必要です。非常に強い痛みの場合は全身どこを触っても痛がる事があります。確かに痛みがあると思われたら、動物を立たせてみたり歩かせてみたりします。歩きたがらずに背中を丸めている場合は、お腹の痛みもあります。また、腰や背中が痛くても歩かなくなります。 |
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| 止血法 |
体表出血の原因は、切り傷・咬み傷・刺し傷・開放性骨折などの外傷の他、腫瘍の破裂による出血などです。いずれにしろ突発的な場合がほとんどですから、冷静に出血部位の確認と出血量を判断しなくてはなりません。
まずは止血です。
傷の上に直接厚いガーゼか、清潔な布をあてて圧迫して止血します。指で押さえ続けたあと、圧迫しているガーゼや布をテープでとめてもよいでしょう。目や耳などテープを使いにくいところでは、圧迫止血をしている布の上から包帯を用いて固定します。刺し傷のところに異物があった場合、それを取り除こうとしてはいけません。
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| 副木・固定 |
肢を骨折した時は、必ず獣医師にみせなければいけません。
副木による固定は、あくまで獣医師にみせるまでの一時的な処置です。骨折の場合は、足先に近い部分に限り副木固定をしてもよいでしょう。骨折している足全体に布を巻き、折れている骨の両端の関節より長い平板状の副木を骨折部の両端にあてて固定します。数時間以内に獣医師にみせることができる時は副木固定の必要ありません。 |
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| 痙攣 |
突然、全身の筋肉の強直と、震えが認められます。尿や便の垂れ流しもあります。
周りを暗くして静かに見守って下さい。
中毒を考えられますから、原因と考えられるものを思い出し、また周囲を点検して下さい。
そして、嘔吐したものが有るか無いか調べて下さい。癲癇のような発作の場合には目を白黒させ、無意識で全身の震えがあり、時にはよだれがみられます。
あわてて、ゆりおこしたり、大声を出してはいけません。落ち着いて対処して下さい。
また、犬の口に手をいれないこと。咬まれて大怪我をすることもあります。状態が落ち着いたら、病院に連絡して下さい。 |
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| 尿比重 |
比重とは、なにも含んでいない水の重さを基準の1とした場合の、尿の重さのことで、尿の濃さのことです。
尿の比重は、通常、水分摂取量、腎臓における尿の濃縮能、抗利尿ホルモンによって影響されます。
イヌでは、1.015〜1.045、ネコでは、1.015〜1.060ぐらいです。
【比重が低下する】
慢性腎疾患、子宮蓄膿症、薬剤による影響などが考えられます。
【比重が上昇する】
発熱、脱水、糖尿病、嘔吐、下痢、出血などが考えられます。 |
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| ヘマトクリット管を用いた検査 |
(血漿層の観察)
正常は、無色透明を示しています。
・黄色を帯びている場合→黄疸の可能性があります。
・白濁している場合→高脂血症、つまり、血漿中に脂肪滴が見られる場合に認められます。脂肪代謝の異常(肝臓疾患、内分泌疾患、飢餓など)が考えられます。また、食餌着後の血液を用いた場合も食餌中に脂肪のために白濁していることもあります。
・赤色を帯びている場合→溶血していることが考えられます。たまねぎ中毒や、化学物質による中毒が考えられます。また、テクニカルエラーによっても溶血が見られる場合があります。 |
(Buffy coat)
赤血球層と血漿層の間にできる白い層には、白血球と血小板が集まります。この層をバフィーコートと言いますが、もし、検査血液中にミクロフィラリアが存在していると、このバフィーコートと血漿層の境界部分に集まります。
また、バフィーコートの量の増減は、白血球、あるいは血小板の増減を示しています。しかし、この増減はあくまで目安です。正確には、白血球数、あるいは血小板数を測定する必要があります。
バフィーコートの量と、白血球数は関係していますが、相関はしていません。 |
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| タンパク尿 |
タンパク質は分子量が大きく、腎臓の糸球体ではろ過できないため、通常、尿中に出現することはありません。ただし、糸球体ろ過や、尿細管再吸収の能力をこえるほど多量のタンパク質が血漿中に存在したり、ストレス、過剰の肉体労働を行った場合などには一過性に出現することがあります。 タンパク尿の原因は、次のようなものがあります。
・腎前性:泌尿器系以外の原因によるもの
・腎性:腎臓そのものの原因によるもの
・腎後性:尿管、膀胱、尿道に原因のあるもの
・その他:膣や外陰部の分泌物の混入、前立腺炎、血栓など |
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| ワクチン |
ワクチン接種
犬のワクチンは、法律で義務ずけられている狂犬病ワクチンと義務ではないけれど接種が強く勧められるものの2つに分けられます。狂犬病は人と動物の共通の感染症で感染した動物に噛まれると移り、人間も発症すると死亡率が100%と言う恐ろしい病気です。任意のワクチンは動物がかかると症状が重く、命にかかわる上に国内で広く発生している感染症を予防する為のワクチンです。狂犬病ワクチンが、動物を介して人間を守るワクチンならこちらは動物自身を守る為のワクチンになるので接種が任意とは言え受けさせるべきものです。 |
| ワクチンは、感染性疾患に対し、免疫刺激を与えるものです。動物は、ワクチンに含まれる抗原に反応して免疫を産生します。 生ワクチン 「は、自然感染の原因菌とわずかに異なった種類の生菌からなり、病原性を発揮しませんが、それでも防御的免疫反応を刺激します。生菌ワクチンの微生物は、投与をうけた後、動物の体内で増殖して長期に持続する免疫反応を刺激します。 不活化ワクチン は、免疫反応を刺激するだけに充分な量の抗原を含んでいます。不活化ワクチン投与後、微生物が増殖します。 不活化ワクチンには、含まれる抗原に対する免疫反応を高める物質がありますが、通常、生ワクチンから得られる免疫のように長期間持続することはありません。 |
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| ビリルビン |
古くなった赤血球が破壊されて生産されるビリルビンには、細網内皮系で処理された間接ビリルビンと、間接ビリルビンが肝臓でグルクロン酸抱合された直接ビリルビンの2つがあります。
間接ビリルビンは、分子量が大きいため、腎臓の糸球体ではろ過されませんが、直接ビリルビンの一部は尿細管から尿中に分泌されるために正常な尿でも少量のビリルビンが認められます。
また、直接ビリルビンは胆汁色素として消化管内に分泌されますが、肝臓や胆管系に異常が生じると、血液中に逆流して、ビリルビン血症を生じ、その結果尿中にも出現することになります。尿中のビリルビンは、高ビリルビン血症や黄疸に先駆けて出現するため、黄疸の早期発見に有用です。 |
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| 潜血 |
尿中に赤血球が存在する場合を血尿、血色素(ヘモグロビン)が含まれている場合をヘモグロビン尿といいます。
尿検査試験紙では、肉眼で確認することのできないような微量な赤血球やヘモグロビンを検出することが可能です。
潜血の原因には様々なものがあります。試験紙による検査で陽性とされたならば潜血の原因が何であるかさらに詳しく検査する必要があります。
血尿とヘモグロビン尿の区別は、尿沈渣の観察によって行います。尿沈渣に赤血球が認められれば血尿、認められなければヘモグロビン尿です。また、遠心分離してみて、溶血がおきていればヘモグロビン尿です。 |
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| ケトン体 |
尿試験紙で反応するケトン体はアセト酢酸とアセトンです。これらは揮発性のため、排尿後2時間以内に検査を行う必要があります。生体は通常、ブドウ糖をエネルギー源としていますが、糖質の供給が不足したり、代謝過程で異常が生じると、脂肪からエネルギーを得ようとします。この際、肝臓で生じるのがケトン体です。
ケトン体が尿中に出現する場合、糖尿病、飢餓、または絶食、肝臓機能障害、糖質代謝障害などが考えられますが、詳しい原因については他の検査を行う必要があります。 |
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