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免疫システムはすべての動物が持っているもので、外から侵入したウィルスや細菌などから体を守るための働きをします。 健康であればケガをしても化膿しないで治ってしまうのは、この免疫システムがきちんと働いているからです。
しかし、免疫力が低下すると細菌の増殖を抑えられず、傷が治らない状態が続きます。 免疫力が抑制されると、健康なら何でもないような細菌やカビ、寄生虫などが体中で増殖し、ひどい場合には死亡の原因になることもあります。
栄養状態が悪い場合、ストレスがある場合などでも免疫力の低下が起こります。
イヌコロナウイルスの潜伏期は短く、1〜2日ほどです。感染力の強いウイルスで多頭飼育や外出時に他の犬との出会いが多い場所へ行く犬は感染した犬がいると直ぐに他の犬にも感染します。
感染経路は糞便や嘔吐物と一緒に排泄されたウイルスに接触したり、感染した犬が使った食器などから経口感染します。口から侵入したウイルスは腸壁に留まり増殖していきます。
健康な成犬が感染しても症状が出ないか軽症で棲む場合がほとんどです。しかし、子犬や他の病気にかかり抵抗力が弱い犬は症状も重く死亡する場合もあります。
症状は急に現われます。まず食欲不振、下痢、嘔吐から始まり悪臭のする赤い下痢便へとかわっていきます。下痢便は次第に水のようになり血便が出ることもあります。この頃になるとひどい脱水症状を起こし衰弱します。
ワクチンで予防できます。感染すると有効な治療法はありません。
アデノウイルス1型ウイルスが原因で犬伝染性肝炎とも呼ばれ、子犬がかかると一晩で死んでしまうという(子犬の突然死)こともある病気です。感染した犬との接触で感染します。ウイルスは血液の中に入り肝臓、腎臓、眼球、血管内皮に入ります。
元気が無くなり発熱も見られます。食欲もなくなって嘔吐することもあります。目(角膜)が白く濁ったり、黄疸が出るなどの肝炎の症状が出るときもあります。病状によっては感染しても全く症状が出ない犬から回復に数週間もかかる犬もいます。また、幼犬が感染すると一晩で死んでしまう(子犬の突然死)といったケースもあります。
ワクチン接種が有効です。
アデノウイルスU型による感染で感染した犬の尿からはウイルスが排泄されます。たとえ症状が無くても他の犬に感染させてしまう危険は十分にあります。
肺炎や扁桃腺などの呼吸器の病気を引起こします。
パラインフルエンザウイルス、アデノウイルスT・U型などのウイルスのほか、細菌、マイコプラズマなどの微生物による混合感染が原因です。感染した犬が咳やクシャミをすることでウイルスや細菌が撒き散らされます。強い感染力があります。
急に乾いたしつこい咳が出るようになります。発作のような咳なのでインフルエンザと気づかないことが多いようです。軽症だと微熱程度で自然に治ることがあります。しかし、いろいろな細菌やウイルス、体が弱っているときなどに感染した場合は重い症状になります。高熱、粘っこい鼻汁、食欲もなくなります。重症では肺炎になることもあります。
ストレスや飼育環境なども原因になります。
感染した犬と一緒にさせないことが一番の予防です。多頭飼育はなるべく避けるか常に健康管理を掛かりつけの獣医師と相談するのも大切です。ペットショップやブリーダーから飼った犬も安心しないでまず、健康診断をしましょう。
【ケンネルコフ】といったほうが飼主さんには一般的かも知れません。その名前が示すように一頭飼いの犬よりも犬舎(ケンネル)で多頭飼育されている犬に多く発生しています。人のインフルエンザが集団発生するのと同じです。