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歯周病は歯の周りの歯肉に炎症が起こる病気です。食べるときに痛いため食欲が無くなったりもしますが、怖いのは口腔内の細菌が体の中に侵入して起こす病気です。
歯の周囲にある歯肉に炎症が起こります。犬の歯は元々は白色です。2歳を過ぎた頃から歯垢や歯石が溜まるようになり茶色くなってきます。歯垢は食べ物の残りで口の中に住む細菌が住みつき大量発生します。大量の細菌を含んだ歯垢は歯肉を刺激して炎症を起こします。この歯垢をそのままにしておくとやがて歯石となります。歯石は硬く歯と歯肉の間に入り込み溝を作っていきます。
溝は歯周ポケットと呼ばれ細菌が棲むのに格好の場所となります。この細菌がもっと深くまで炎症を起こすようになり膿が溜まってきます。炎症が進むと歯肉が縮み歯を支える歯槽骨もやせ細ってきます。ここまでくると歯を支えきれなくなりグラついたり抜けてしまいます。

犬の体質や食事などで異なりますが歯垢に住む細菌は歯肉に炎症を起し、口臭がするようになります。まだ初期の段階なのでこのときに適切なケアをすれば歯周炎になることはほとんどありません。歯周病を放置しておくと病気が進行し、食事のときに歯肉が傷つき出血するようになります。歯垢には細菌がいて増殖していきます。この細菌が傷口から血液に入り全身に運ばれていきます。肺や心臓・肝臓・腎臓などに細菌が運ばれると命に関わる病気になることもあります。
定期的な歯石除去を行いましょう。

 
このような病気は、歯周病の病原菌が血液中に流れることなどが原因とされています。人では、歯周病患者が心筋梗塞を患う確立は通常の3倍、早産になる危険度は実に7倍にも及ぶという報告もあります。歯周病は単なる歯茎の歯周炎という病気だけなのではなく、人間や動物の命を脅かす危険な病気なのです。
この歯周病は、ストレスや喫煙(吸う人の近くにいる人間や動物も)などが副因となり助長・悪化させます。 人間では早産や未熟児出産を引起こす可能性が指摘されています。

 

 

 

 

飼われている動物に虫歯が増えています。寄生虫の駆除や予防、ワクチン接種の普及、食生活の改善などで動物たちも高齢化していることも増えている原因です。
虫歯は歯垢が原因です。食事をした後は歯に食べ物が付着しています。そのままにしておくと口の中にいる細菌が残った食べ物で増殖していきます。これが歯垢になります。この歯垢の中で酸が作られ歯の表面を溶かしていきます。

歯垢がつき酸がエナメル質を梳かしていきます。まだ痛みはありません。
エナメル質が酸で溶かされていき歯がもろくなるとその下にある象牙質の侵食が始まります。食べるときに痛んだりします。
侵食が歯髄にまで行くと大きな穴が開いたり、歯がポロポロ欠けるようになります。このころになると痛みも激しくなります。
虫歯になっても気が付かないことがほとんどです。動物が飼主に話しかけることはありませんし。飼主が気づくのは歯の色が濃い茶色になったり口臭が強くなる、食べにくくしているといった症状が出てきてからでしょう。気が付いたときには虫歯がかなり進行しているということになります。動物にとって歯はとても大切です。飼主が毎日チェックし、定期的な健康診断時には歯も見てもらいます。できれば動物病院での定期的なプラークコントロールをおすすめします。