動物由来感染症

『 動物物由来感染症』(人獣共通感染症)は、主に、病原体を保有する動物との過剰な接触により感染します。私たちに身近な犬や猫も常在菌を持っています。動物たちにはなんでもない菌ですが、人間【飼主】が感染すると場合によってはとても重い病気になったり、死に至るということもあります。これはとてもまれなケースですが、どんなに可愛くても大切な子であっても、“動物”ということを意識して付き合ってほしいと思います。
特に近年エキゾチックブームで輸入動物が増えています。犬や猫と違い野生で生活していた動物がそのまま一般家庭に入り込んでいます。どのエキゾチックアニマルの持つ病原菌が人間に感染するかはほとんど分かっていません。飼主は今、これだけの感染症があり、現に世界中のどこかで常に発生しているということを認識しておきましょう。
また、さまざまな病原菌を媒介するノミやマダニ、コウモリ、ネズミなどは私たちの生活環境に入っています。
ペットからの感染症は正しい飼い方、接し方でほとんど防ぐことができます。飼われる時はよく考え、かかりつけの動物病院を持ち、動物の健康管理、必要な予防やワクチン接種をきちんとし、楽しく過ごしてください。

感染症は危険度などで4つに分類されています。そのほかに新種の病原菌が原因の感染症や一定期間指定される感染症もあります。また指定されていなくても私たちの身近で発生する感染症はたくさんあります。中でも狂犬病は身近にある大変怖い感染症です。

狂犬病

狂犬病は世界中のほとんどの国で確認されています。アジアには毎年100人以上が死亡している国もありますし、アメリカでも毎年死者が出ています。狂犬病の感染源は犬だけではありません。アライグマやコウモリからも感染します。日本でもペットのアライグマが野生化し問題になっています。日本で狂犬病の発生がないのは狂犬病ワクチンの義務化で撲滅されたからです。しかし、今のペットブームの中でワクチン接種をされていない飼主さんもたくさんおられます。犬を飼う人の義務と国が定めているのにです。日本で発生がないと安心していても海外からすでに狂犬病も輸入されているかも知れません。現に海外から帰国された方が狂犬病を発症し亡くなっています。大丈夫だからと思わないで、感染症はあなたの身近にありますよ。