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子猫の選び方

健康な子猫を選びましょう

ほしい猫が決まりましたか?子猫は生後60日を過ぎてから飼うようにしましょう。
どこで新しい家族を探すにしても、今の日本では、子猫を親猫から早く離し、人の手に渡してしまう傾向があります。骨格的にも身体・精神上にも悪く、よく言われる問題行動の多くは、早すぎる離乳、親との別離が一因になっています。せめて2ヶ月齢になるまで母親のもとにいた子猫を選ぶようにしましょう。これから長い間家族として一緒に生活します。そのためには健康で性質のよい猫を選ぶことです。いくら可愛いからといって病気ばかりする猫や気の合わない猫だとあなたも家族も困ってしまいます。

 

子猫はどこから入手しますか?

ペットショップやブリーダーと呼ばれる方の中には、子猫を産ませるだけで健康管理や清潔な環境で育てていないことがあります。子猫を選ぶ基本は第一に健康であるということです。ペットショップなど個体販売をしている場合は便の状態を見るようにします。下痢状の便をしていたり、肛門の周りや尻尾などが汚れているときは寄生虫や病気が考えられます。また、トイレを頻繁に掃除していなったり、食器が汚れたままになっているお店での購入は避けるようにしましょう。ブリーダーから購入する場合も子猫が育った環境を見せてもらうようにし、清潔で管理の行き届いた環境で育った、健康で性質のよい子猫を選ぶようにしましょう。

かわいそうだから、他の人は買いそうにないから、というような理由で子猫を買うのは賛成できません。最終的にあなたも子猫も悲しい思いをすることになります。健康で性格の良い子を選ぶことがこれから一緒に暮らしていく上で大切なことです。本当に子猫のことを考えているのならペットショツプもブリーダーもあなたに体調の悪い子を売ったりはしません。はっきりしないようなら獣医師の診断書などで健康であることを確認しましょう。(生態販売をしているペットショツプと提携している、動物病院の中にはきちんとした検査をしないで診断書を書いているところもあります。)

知人から譲り受ける場合は、その子の誕生日や親の性格・体格・病歴・ワクチン歴がわかるのでお勧めです。また、その子の育った環境もわかります。その場合でも生後60日までは親元で育ててもらうようにしましょう。引き取るのは60日を過ぎてからにします。

新聞や雑誌などの里親さがしコーナーなどもあります。いずれにせよ、後から病気に気づくと悲しいトラブルになります。健康状態をよく確かめてから引き取りましょう。また、拾った猫、特に子猫は健康であることのほうが稀かもしれません。授乳期、離乳期に捨てられた子は栄養が不足して体力が落ち、さらに母親の体温から離れることでウイルスなどの感染を受けやすくなります。

そして、捨てられる理由の一つに病気になって汚くなったから、治療費がかかるからなどがあるのです。でも、この不幸な子たちも新しい飼い主が暖かく迎え、安心できる場所と栄養バランスのよい良質な食事と健康管理をすることで元気に育つことができるでしょう。あなたが飼う決心をして拾った猫は、まず動物病院で検査を受けてください。もちろん、知人やペットショップ、ブリーダーなどから譲り受けた猫もまず動物病院へ連れて行きましょう。ペットショップだから、ブリーダーだから、と安心しないで、本当に健康かどうか確認しましょう。

 

健康な子猫の選び方

身体が汚れていませんか?お尻や周辺、耳などを見ましょう。毛がたくさん抜けたり、汚れているのは病気の可能性があります。
よく太っていますか?抱き上げてみましょう。健康な子猫は柔らかくしなやかです。お腹の部分だけがぽっこりふくれているのは寄生虫のせいかもしれません。

よく遊びますか?好奇心旺盛な時期、なんにでも興味を示し遊びます。

 

子猫の性格を見るうえでのポイント

  • 子猫の入っているケースやサークルに近づいたり、手をさしのべたりしたとき、逃げずに興味を示し近づいてくるか?
  • ケースやサークルを軽く叩いたとき、その音に反応して音の出ている方に興味を示して近寄ってくるか?
  • 子猫に優しく声をかけてみて、興味を示すかどうか?

いきなりケースを叩いたり、大声で子猫を呼んだりすれば、どんな猫でも驚きます。
子猫にとってもそれがトラウマになり、音に敏感になり、
ビクビクした性格になってしまう場合もあるので気をつけましょう。