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快適に過ごせる環境を提供できますか – アイン動物病院

快適に過ごせる環境を提供できますか

ウサギを飼うときは子ウサギを選ぶ方がほとんでしょう。ウサギはブリーダーというものがありませんから、ペットショップか飼っている人から子供が生まれたときに分けてもらうかです。ペットショップで購入する場合は、何軒か見て回りお店の状態(清掃がいきとどいてい清潔感があり動物のにおいがしない)や店員がウサギのことをよく知っていて説明をしてくれるなどチェックします。ウサギの品種はいろいろで大きさも性質も異なります。

健康なウサギを選びましょう

目がきれいで目ヤニなどがない
歯の噛み合わせがよく、口の周囲が汚れていない
耳垢などの汚れがなくに
被毛 毛艶がよくフケが出ていない
四肢 汚れや足の裏が柔らかい
お尻 周囲に汚れがない

 

食欲があって同じ年齢のウサギなら大きいものを選びます。眠ると時など、他の子ウサギの集団から離れていると、病気の可能性があります。

ペットショップで選ぶ場合、清潔できちんと管理している店かどうかチェックします。担当者が十分にその動物についての知識をもっていることも大切です。

成長したら、どのくらいになるか、両親の大きさを聞いておきましょう。両親がわからないようなショップでの購入はお勧めできません。

ミニウサギという種類はありません

ミニウサギと称されていても普通のウサギの子供だったり、小型種との雑種ウサギだったりします。成長すればたいていはおおきくなりますし、格安・無料でさしあげますなどとの呼び込みで来店者に触らせたり、環境的にも悪い扱いを受けていることが多いので、病気にかかっていたりします。後で悲しい思いをしない為にも清潔で、いつもきちんとしているショップで購入されることです。

ウサギの住む場所を決めましょう

ウサギは1頭でも多頭飼育でも、とくに問題ありませんが大人のウサギを飼う場合、相性が悪いとケンカをするので注意が必要です。ケージは飼うウサギにあった広さを選びましょう。一般家庭ではお家の中にケージを置かれると思います。ペットショップなどで市販されている一般的なラビットケージは1頭かペアを置かれると思います。また、お庭で飼育する場合は目の届かないことが多いので、温度や湿度、外からの危険などに注意する必要があります。

不正咬合防止のためにもプラスチックケースで飼育することをお勧めします

ウサギを飼育する場合は、できればウサギが齧ることのできないケージを使用するようにします。アイン動物病院がお勧めするのは、どこのお家にもあるプラスチックの衣装ケースです。ホームセンターやスーパーで安価で販売されていますし、軽く取り扱いも簡単です。また、ワイヤーを齧ることで不正咬合になる心配もありません。湿気や換気を心配する方もおられるかも知れませんが、上手に工夫すれば防ぐことができます。
市販のケージはほとんどがワイヤーメッシュですがこのような硬いものを齧ることで不正咬合となる事が多いからです。ケージは飼主さんに扱いやすいものでなくてはいけません。清掃が簡単で熱湯消毒もできるものが望ましいので市販品を使用するならワイヤーを齧らないような工夫が必要です。例えば、毎日のコミュニケーションや軽い運動、ストレスのない生活を与えることで少しは防止できます。また、床がワイヤーメッシュだと間に四肢や指を挟むことがありますので挟まれないようなものに替えましょう。足の裏を傷つけないために木の床(齧られない硬いもの)を置いてもいいです。敷料はタオルや新聞紙などを敷いてあげます。ウサギは湿気に弱いので湿度には特に注意し、敷料が濡れたら取り替えてあげましょう。

ケージを用意しましょう

体重 床面積/1頭 高さ
2kg未満 0.14m² 35.56cm
2~4 0.28m² 35.56cm
4~5.4 0.37m² 35.56cm
5.4kg以上 0.46m² 35.56cm

ケージを選ぶ上で大切なのはウサギに安全か?ということと、居心地がいいかということです。金網を齧ることで不正咬合になったり、足の裏が傷つかないような工夫も必要です。飼っているウサギがどのくらいのスペースを必要としているかは左表を基準にしましょう。

これは1頭あたり必要な最小スペースです。部屋に余裕があれば大き目のケージにします。高さはウサギが立ち上がったときに天井につかない程度でいいでしょう

市販されているウサギやリス・ハムスターなどのケージは金属製(ワイヤーメッシュ)がほとんどだと思います。扱いも簡単で、飼主さんにとっては大きさ・色・値段がいろいろあり手軽に購入することができ便利です。このようなケージを利用されている方は多いと思います。ウサギが齧るのはストレスが考えられます。多頭飼育や周りの環境などストレスを与えてないかチェックしましょう。ワイヤーの隙間が大きいと逃げ出そうとして齧ったり刈ることもあります。市販のケージの底がワイヤーメッシュの場合はその上に固い板を置くか、ワイヤーメッシュを取り外して敷料を入れるようにします。ワイヤーの間に足が挟まって危険です。ウサギの骨は」とても弱いので骨折することもあります。また、足の裏にはパットがありません。傷つけると痛さで動くことができなくなります。