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日本紅斑熱

日本紅斑熱

野山に入ったときにのマダニに刺咬され感染します。しリケッチアをもつダニ(有毒ダニ)に刺咬されたときだけ感染します。リケッチアはダニからダニへと継卵 感染により受け継がれ、マダニは幼虫、若虫、成虫のいずれも哺乳動物を刺咬し、吸血します。したがって、自然界で保菌あるいは感染動物は本症のリ ザーバー(感染巣)となり、動物→ダニ→ヒトの感染もあります。感染巣と して、げっ歯類や野生のシカなどが重要となります。紅斑熱群リケッチア症は広く世界に分布するため、ペットショップなどで販売されている輸入げっ歯類にも注意が必要です。

 

原因

原因はリケッチア(Rickettsiae Japonica)です。世界各地の地方病として知られています。

”リケッチア”の名称は2人の学者の名前からきています。リケッチアというのはリケッチア族の3属を示します。

細菌より小さく動物の細胞内でのみ増殖します。ツツガムシ病との区別が難しい感染症です。

 

感染

マダニが媒介します。

 

症状

頭痛、発熱、悪寒、倦怠感の症状から発熱すると小さな紅斑が多発します。

ツツガムシ病と同様に発熱、発疹、および刺し口が主要三徴候で、ほとんどの症例にみられます。ツツガムシ病との区別は難しく、病原診断が重要となります。

 

予防

ダニに刺されることを防ぐことが極めて重要です。発生時期および発生地を知り、汚染地域に立ち入らないこと、農作業や森林作業で立ち入る際には、(1) 皮膚の露出を最小限にしダニの付着を防ぎ、(2) ダニ忌避剤を使用し、(3) 作業後入浴しダニの付着を確認し、付着していた場合ダニの除去を、ダニを指でつぶさずにアルコール綿花を用いて自然に離れるのを待ちます。頭部をピンセットなどで摘んで除去すると口器が残り化膿など後から問題になることがあります。マダニは口器が長く 皮膚に深く刺咬しているため、入浴や引き抜きだけではきちんと除去できません。