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小鳥の選び方

健康な小鳥を選びましょう

小鳥を飼うときはほとんどの方がペットショップで購入されると思います。飼いたいと思っている種類の小鳥がたくさんいますので選ぶのが大変です。小鳥はストレスを受けやすい動物です。購入された後で悲しい思いをしないためにも信頼ある清潔なショップで健康な小鳥を選びましょう。
常に清潔で臭いがなく、担当者が小鳥のことをよく知っている店を選ぶことが大切です。

  • 動作が敏しょうでよく動き回っている
  • お尻や肢、鼻孔に汚れがなく、体全体がきれいで表情もイキイキしている
  • 手乗りにできるヒナ鳥なら、ちょっとした刺激でもすぐに大きく口を開けて食事を欲しがる
  • 幼鳥は羽毛に光沢があって肢がきれい、鳴声が大きく張りがある
  • ケージの中で羽を膨らませて静かにしているのは病気が疑われます

新しい小鳥を飼う場合は感染症や病気の有無を調べるためにも、1週間以上他の小鳥(動物)とは別にしましょう。
小鳥でも人獣共通感染症の原因菌をもっています。かかりつけの動物病院で検査をしてもらうようにお勧めします。

病的異常と違うことがあります。

小鳥を飼うときはほとんどの方がペットショップで購入されると思います。飼いたいと思っている種類の小鳥がたくさんいますので選ぶのが大変です。小鳥はストレスを受けやすい動物です。購入された後で悲しい思いをしないためにも信頼ある清潔なショップで健康な小鳥を選びましょう。
常に清潔で臭いがなく、担当者が小鳥のことをよく知っている店を選ぶことが大切です。

  • 羽毛

換羽(トヤ)のときの脱羽や羽のない部分がある場合、羽づくろいによる羽コヅエの剥離などは異常ではありません。

  • 排泄物

オウムやインコなどは糞は固形になりますが文鳥などのフィンチ類は多尿便で下痢便と間違えることがあります。

  • 皮膚など

セキセイインコなどの青色の羽毛をもつインコの肢は青色掛かっています。また発情中では蝋膜の色が変化したりケージの中でうずくまって動かなくなります。

 

多頭飼育はお勧めできません

可愛いからという理由だけで多頭飼いをすると、後から後悔することになりかねません。
病気になると伝染することがありますし、医療費もかかります。
世話も倍増です。
鳥は固体ごとの健康管理をきちんとしなくてはいけません。
多頭飼いできちんと飼育できるか、十分考えてください。

 

広いケージや屋外用の広い禽舎なら多頭飼育や異なる種類の小鳥を同居させることはできますがそれぞれに性格がありますので常に中の様子を観察し、ケガや隅でうずくまっている小鳥がいないか注意をしましょう。
性格的に気が強く、好き嫌いの激しいボタンインコ・コザクラインコと他の種類の小鳥を同居させるのは避けるようにします。反対にオカメインコはおとなしく、臆病な性格なのでたとえ小さな小鳥であっても同居はお勧めしません。

 

小鳥が来る前に生活環境をつくりましょう

小鳥が安心して生活できるように小鳥に合った安全なケージを選ぶようにします。
最低限必要なケージのサイズは、小鳥が翼を広げても十分な大きさで、上下2本の止まり木を飛んで移動できる広さのケージです。インコや文鳥など、その習性や行動に応じたケージを選ぶようにしましょう。

 

ハードケージの選び方


ハードケージには、角型・丸型・アーチ型・ハウス型といろいろありますが鳥のことを考えると角型が一番いいと思います。
他の形は見た目より実際の空間が狭くなりますので大きめのケージを購入する必要があります。
背の高い円筒形(左図のような形は十分に運動ができません)のケージや不規則な形をしたケージは特にさけるべきものです。

 

鳥に適した住み場所を用意するとき考える最も大切な要因は、十分な有効な空間を用意することです。運動n為のスペースと、隠れられる安全な場所と、糞便で汚れない清潔な食事や水浴びができる空間や遊び場があれば理想です。
しかし、小鳥のために十分なスペースを用意することは小さなフィンチ類のためでも不可能に使いと思います。
普通は快適で健康的な生活のためかなり小さい空間しか与えてあげることしかできません。考慮すべき大切なことは、鳥の種ごとに必要な最小限のスペースと、鳥がすむのにできるだけ便利であるような配慮です。

 

飼育する小鳥に合ったケージを用意しましょう

鳥類 サイズ 高さ
セキセイインコ
フィンチ類
365mm×290mm以上 390mm以上
ラブバード
(コザクラ・ボタン)
370mm×415mm以上 440mm以上
オカメインコ 465mm×465mm以上 565mm以上

Axelson,R.D.(1979)、愛玩長の飼育法より引用
(1羽で飼うときの目安です)

左表は1羽のときの最低限の広さです。
尾羽の長い鳥の場合高さを優先しますがオカメインコの場合は広さを優先します。運動量の多い鳥の場合はケージ内を飛んで移動できる高さが必要です。文鳥、十姉妹は小型の鳥ですが、水浴びを好みますので大きめの水入れを入れる必要があります。ケージもそれに合わせた大きさを選ぶようにします。フィンチ類はセキセイインコとほぼ同じです。また、飼い主様の扱いやすさも大切なことです。いずれも、動物病院とよく相談しましょう。

 
  • セキセイインコ

小型インコですが、小さいケージでよいわけではありません。
尾羽が長いので上段の止まり木に止まっていても尾羽が床につかない高さが必要。運動量が多いので自由に動ける空間も必要です。

 

  • ラブバード(ボタン・コザクラ)

セキセイインコより大きなケージが必要です。肢も太いので既存の止まり木は細すぎます。太いものに変えてください。くちばしの力も強く針金をかんでいる内に接合部分を壊してしまう場合もありますので針金の頑丈なケージにしましょう。

 

  • オカメインコ

からだが大きいのでセキセイインコ用のケージの扉だと小さすぎて、人の指に乗せて外に出すことができません。前面に大きく開くタイプか、うさぎ用ケージのように天井扉が開くものがいいと思います。非常に臆病な性格なのでケージ内に障害物のない角型の広いケージにしましょう。

 

市販のケージには小鳥に危険なものもあります

小鳥は神経質で弱いいきものです。特に清潔な環境作りをしてあげましょう。
ケージを置く場所にも気を配り、床に直接置いたりせず人の目線と同じくらいの高さにおいてあげましょう。ストレスも少なく病気も防ぐことができます。小鳥が暮らしやすい場所を選ぶのも飼い主様の大切な仕事です。

 

ハードケージの置き場所


エアコンの風を直接小鳥に当ててはいけません。部屋全体の温度管理はできるのですが、エアコンの前の温度コントロールはされません。病気の原因となります。
また、外からの風が吹き込む玄関口やよく開閉するドアの近くなども避けましょう。

直射日光や雨風を防ぐ、しっかりした野外禽舎の場所は設置してもかまいません。夏場は風通しを良くし、冬場は寒さを防ぐようにします。

台所に小鳥を置くのは衛生的によくありません。また、小鳥が食べてはいけない物がたくさんありますし、料理をすることで温度差、湿度差が大きいのもよくありません。また、小鳥から人への感染症の危険も高まります。

窓のない部屋や洗面などは日当たりが悪いのと、使用状態で湿度が高くなりすぎたり、風通しが悪かったりします。また、人の目に届かないため、病気などの発見がおそくなります。
日当たりがよいといっても直射日光が当たったり、日中の温度差が大きいと病気になります。冬など窓際が暖かいからと置かないようにしましょう。

 

放鳥するときの注意

お湯を沸かしていたりして、湯気で火傷をしたり、コンロの火で火傷をする危険があります。
冬季の暖房器具も噴出し口からの熱風や器具が熱くなりますので注意が必要です。
特に夏場など、蚊やハエがいるからと小鳥を出す部屋で使用しないようにしてください。中毒を起こします。
他にも化粧や頭髪用のスプレー、床ワックス、クリーナーなどたくさんあります。

小鳥は何でも口にします。タバコの吸殻・電気のコードなど目に付くものは片

付けましょう。
観葉植物などには、毒性のものが多く、小鳥が食べると中毒を起こしたりしますので、放鳥する部屋から出すようにしましょう。