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ウエストナイル熱

ウエストナイル熱

原因

原因はウエストナイル熱ウィルス(West nail virus)です。
フラビウイルス属のウイルス。
日本脳炎ウイルスに近く、アフリカ・ヨーロッパなどでウマ脳炎を発生させています。

 

感染

ウイルスを保菌する野鳥の血をイエカが吸血し、
他の動物や人が吸血したイエカに刺されることで感染します。
ダニが媒介することもあります。
感染した動物から他の動物への感染は現在確認されていません。

 

症状

元々馬が感染するウイルスであるため馬が感染すると高い致死率となります。
ヒツジなどでは発熱や流産、ブタや犬、猫は無症状。
鳥類でも通常は無症状ですが、カラスなどは脳炎の発症、死亡も見られます。
鶏などの家禽類は症状を示さないことが多いようです。
人の場合、突然高熱が出て発症します。
通常3~6日の潜伏期間があり発熱、頭痛などの軽い症状から筋肉痛、
食欲不振などの症状もみられます。
軽い場合は1週間ほどで回復しますが脳炎など重症の場合は激しい頭痛、
全身麻痺、痙攣などの症状がみられます。
高齢者が感染すると重症になります。